Yurick & her Friends 編集室

wiki 「カネミ油症事件は終わっていない」の編集室です。サイトには書ききれない話題や私たちのことなど、つれづれなるままに書いています。

2013年10月

テレビ放送の威力

先週の土曜日、
NHK の Eテレで放送された「毒と命 ~カネミ油症 母と子の記録~」
5月に放送されたものの再放送でした。

放送時間も遅いし
あまり見る人がいないんじゃないのかな…などと思っていましたが
ツイッターを探してみたら
番組を真剣に見て、つぶやいてしておられる方を何人も見つけることができました。

ETV特集「毒と命 ~カネミ油症 母と子の記録~」を見た。 (今回の放送での Twitter の記録)

#NHK #ETV 特集 ''毒と命 ~カネミ油症 母と子の記録~'' (5月の放送の時の Twitter の記録)


また、放送のあと
私たちのサイトを訪れてくださった方々もおられました。

放送が始まった 23 時頃から翌日の 2 時までの間に
100人以上の方々が、私たちのサイトを読みにきてくださいました。

それらの方々の期待に応えるようなコンテンツがそろっていたでしょうか…
身の引き締まる思いがしました。

それにしても、テレビ放送の力は偉大です。
番組をきっかけに、多くの方々が関心を持ち続けてくださることを願ってやみません。

つらら





「ロレンツォのオイル / 命の詩」を見て

こんにちは。
昨日「ロレンツォのオイル/命の詩」という映画をテレビで見ました。
ALD(副腎白質ジストロフィー)という難病におかされた息子ロレンツォを救うために、医学にはまったくの素人であったオドーネ夫妻があらゆる手をつくして奮闘する、実話に基づく映画です。
息子をどうにかして救いたいと思うオドーネ夫妻は、医学図書館に通い詰めて独学でALDについて学び、あらゆる論文を読み、医師や研究者と知識や意見を交換するためにALDの国際シンポジウムを開催するに至ります。
このオドーネ夫妻の奮闘はすさまじいものでした。みなが「不治の病」「有効な薬はない」とする中、あらゆる情報を求め、学び、前進・後退を繰り返しながらも、息子を救いたい一心で行動していくんです。ときにはそれは行き過ぎた行動のようにも描かれ、協力してくれる他の家族や友人、ALD患者全員に対する責任があると考える医師や、苦痛を長引かせるのでなく慰めることが大事と考える支援団体などとぶつかることもありました。これは誰が正しい、あるいは間違っている、とは言えないことでしょうね。だからこそ見ていてつらい場面も多かったです。
約1か月、カネミ油症の問題に対峙してきた中、この「ロレンツォのオイル / 命の詩」を見てあらためて感じたことがあります。それは「患者や家族は、あらゆる情報を求めている」ということです。オドーネ夫妻は先にも書いたように、医学においてはまったくの素人でした。それでも賢明に学び、そしてあらゆる関連情報を入手しようとしました。カネミ油症で苦しむ人たちや、もしかしたら自分がそうではないのかと思っている人たちも、きっとさまざまなルートで情報を求め、知りたいと考えていると思います。私たちのサイト「カネミ油症事件は終わっていない」も、そのような方たちのために、少しでも力になれるようなサイトにしていきたいと、あらためて思いました。

ALDは母親がキャリアとなる遺伝性の病気であり、自分は発病しなかった母親が、自分から受けついだ遺伝子のためにALDになった息子ロレンツォを見て、何が何でも治してやりたいのになかなか打つ手がないと苦しむ姿は心に深くつきささります。ALDとカネミ油症はまったく別の病気であり何の関係性もありません。しかし、カネミ油症では、母親が汚染されたライスオイルを摂取したことにより胎内の赤ちゃんにまで油症の症状が出た例が多数あります。自分ではどうにもできなかった原因のせいで、愛する子供にまで健康被害が及んでしまったと知った母親の苦悩は、オドーネ夫人の苦悩と同様、とてもつらいものでしょう。そして、どうしても治してあげたいと願うでしょう。皆がオドーネ夫妻のように独学で医学を学ぶことはできないと思います。しかし、少しでも多くの研究者・専門家が手を結び、はやく有効な治療法が見つかるように声をあげていくことはできるはず。そしてこれは、患者や当事者だけではなく、周りの私たちにもできること。そう思います。

ちいこ

注)「ロレンツォのオイル / 命の詩」の映画について少し注意があります。最後にオドーネ夫妻が提案した配合のオイルがロレンツォの症状を改善した、として終わるのですが、当時、そのオイルがALDの治療法だという誤った認識が広がりました。ロレンツォのオイルは特定の脂肪酸の数値は下げたものの、ALDそのものを治すものではありません。ただし、特定の場合においては効果を見せるという結果も出ており、現在でも治療に取り入れている場合があるようです。

五島市のウェブサイト

リンクのお願いなどで五島市のホームページの担当の方にメールを出しました。

「五島市のホームページを見ていたら、五島市に行きたくなりました!」って書いたら、

四季を通して五島は美しく、今の時期ですと、五島椿園の椿の実が真っ赤に色づきとても綺麗ですよ。ぜひ、五島市へおいでください。

ですって! 海に囲まれてとってもきれいな五島にみんなでいけたらいいなぁって思いました。

五島市のホームページへGO!! → ざまなよか五島

                                                      みかぴょん

油症検診のこと

はてなのゆりさんが18日に厚労省へ出向いて、入院中のゆーりっくさんに出張検診をしてもらえないかということを含めて、幾つかの質問をしてこられました。
はてなのゆりさん自信が、厚労省の回答詳しくブログに書いてくださっています。

そこで、ゆーりっくさんが昨年初めて油症検診を受けることになった時から、はてなのゆりさんの厚労省行きまでを記事にしたいと思って、お二人のブログを改めて読み返してみました。

もしもゆーりっくさんが カネミオイルを全然摂取していなかったら、体の状態はどうだっただろう。
今とは違っていたかもしれないし、同じだったかもしれない。
一人の人間で、オイルを食べた場合と食べなかった場合を比較することは無理だから、その代わりに、なるべくたくさんの同じような人のデータを集めなくちゃいけないんじゃないかな。
幼い頃や母の胎内というような体の出来上がっていない時期の ダイオキシン類の摂取の影響を知るためには、カネミ油症だけじゃなくて世界で、不幸にもそういう目にあってしまった人たちの協力をお願いして、成長の記録や病歴などを集め、そうでない一般の人と比較することがすごく大事だと思うんだよね。
血中のダイオキシン濃度で振り分けるだけでは、いつまでたっても何もわからないままのような気がします。検診が、そういうデータ集めのために機能するようになればいいのに。
もっと協力するお医者さんを増やして、日にちだって年に一日決めるだけじゃなくて。
そういうことってできないのかな? どうして出来ないのかな?
みかぴょん
 

長崎新聞にサイトが紹介されました


18 日に みかぴょんさんが受けた電話取材が、今朝、記事となって掲載されました。

長崎新聞少し落としました


つらら
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